グラインドハウス
「キル・ビル」クエンティン・タランティーノと「シン・シティ」ロバート・ロドリゲスの2人が、それぞれB級映画を撮って、2本立てという形式で公開した「グラインドハウス」。
それぞれの監督作品、日本ではディレクターズカット版となって1本立てで順次公開らしいのですが、オリジナルの2本立て3時間バージョンがTOHOシネマズ六本木で公開。今回観たのはこちらなので、2本(と予告)で1本のレビューとします。(以下上映順に作品紹介)
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予告「マチェーテ」(ロバート・ロドリゲス監督)
「スパイキッズ」の発明おじさんなど、ロドリゲス作品常連のダニー・トレホ主演のバイオレンスアクション。
メキシカン魂爆発です。
「プラネット・テラー」(ロバート・ロドリゲス監督)
ある軍事基地での抗争で漏れた化学ガスで、街の人々がゾンビ化する。ストリッパーまがいの踊り子チェリーや生き残った人たちは、ゾンビと戦い、脱出しようとするが。
B級ゾンビ映画のフォーマットに則ったくだらないバカホラー。
なのに、ブルース・ウィリスとか、マイケル・ビーンとか、TVドラマ「LOST」のイラク兵の人とか出てきて、無駄に豪華。
デジタル撮影なのにフィルムの傷を入れたり、フィルムが焼けて巻が飛んじゃったり、力のいれどころが可笑しすぎる。
ヒロインがもっと早く右脚サイコガンになって活躍してくれるかと思ったら、かなり最後の方なので、もうちょっとクライマックスが早くても良いかと。
予告「ナチ親衛隊の狼女」(ロブ・ゾンビ監督)
ナチ女囚もの。マッドサイエンティストが女囚を狼女に改造手術するという、脳味噌腐ってそうな予告。なのに、この嘘予告のためだけに出てくる超大物ハリウッドスター。(笑)
予告「Don't」(エドガー・ライト監督)
幽霊屋敷になぜか行く若者たち、そこで起きる惨劇。
決して一人で観てはいけません。
予告「感謝祭」(イーライ・ロス監督)
感謝祭の日に暗躍する殺人鬼。次々に血祭りに上げられる街の住人。ああ、くだらない。
「デス・プルーフ」(クエンティン・タランティーノ監督)
女たち3人で車に乗って出かけた夜、場末のバーにいた男、その名もスタントマン・マイク。そいつはスタントマンといいつつ、車で事故殺人を快楽として行う殺人鬼だった。
前半、久々のタランティーノ調だらだら会話劇。しかも今回タランティーノが撮影監督までやってて、意味もなく足ばっかり撮ってる。
後半、予想もつかないカーアクションに発展し、最後の最後でとんでもなくスカッと感動(やや誇張表現)します。
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これ、2本立て3時間だから意味がある映画ですね。
オマケの予告編とか本当にくだらない。この間、トイレに立つ人も結構いて、本当に2本立てホラー映画を観ている気分。
考えてみると、この二人、そもそも脚本・出演タランティーノ、監督ロドリゲス、しかも前半犯罪アクション、後半ゾンビ映画
という「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を撮っているし、その延長線上にあると言えますね。
「プラネット・テラー」は仲間や家族総動員なんだけど、意外にまじめに撮っているロドリゲス。
「デス・プルーフ」はそれを凌駕する、予想もつかないタランティーノ。そもそもタランティーノはオタク知識を武器に、撮り方が上手いとは言えないけど、破天荒なミックスぶりはまると化けちゃうのが楽しいのです。
「デス・プルーフ」の最後は爆笑と拍手喝采で終わりましたよ。何となく、不思議な感動がこみ上げてきます。でもあれでいいのか>カート・ラッセル
あの感動は、1本立てで、別々に観ても効果は薄いでしょうねえ。
それぞれ1本立てになると、2時間近いらしいけど、2本立てバージョンでも結構ダレる(特に「デス・プルーフ」)から、何とかして2本立てバージョンを観てほしいですね。特に、予告とかオマケ部分は別々1本立てでは観られないらしいですから。
東京ではTOHOシネマズ六本木で8/31まで。急げ!
観るべし! 観るべし! 観るべし!





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