onceダブリンの街角で
前から観よう観ようとずーっと気になっていた作品でしたが、ようやく観ました。
いちいち断りながら映画評を書くのも面倒なので、今後、書きたい作品が出てきたときには書くってことで。はい。
アイルランドのダブリンで出会ったストリートミュージシャンの男と、貧しい暮らしのチェコ移民の女。ささやかな男女の出会いを描いた「once ダブリンの街角で」。
アイルランド、ダブリン。壊れかかったギターで街角に立つ男。夜に自分のオリジナル曲を歌ったところ、聴いて褒めてくれた女。彼女はチェコからやってきた移民だった。彼女自身もピアノを弾き、音楽を通して惹かれ合う二人。
夢をあきらめかけていた男は、彼女の励ましで、仲間を集めデモCDを作って、ロンドンへ旅立つことを決意するが……。
主人公を演ずるグレン・ハンサードという人はえらく歌が上手いなあと思ったら、それもそのはず、アイルランドのバンド“The Frames”のボーカルなんだそうです。寡聞にして知りませんでした。いけませんねえ。
典型的な“ボーイ・ミーツ・ガール”ですし、演出も特に上手い訳じゃない。はっきり言ってPFFでスカラシップ獲りましたって作品の方が上と見えなくもない。
でも、この作品の魅力は、それを補ってあまりある、グレン・ハンサードとヒロインのマルケタ・イルグロヴァが唄う歌の数々なのです。素朴だけど心にしみてくるグレンの歌が全編を飾り、この二人がうまく結ばれてくれればいいのに、と友人の恋を見ているような気分になってきます。
そして、主人公二人の魅力もさることながら、主人公の父や一緒にセッションをする仲間など、ダブリンの街の人々がとっても素敵なのです。彼らが要所要所でとっても良い表情をするんですよ。
なんてことのない話だし、決して出来の良い映画ではないけれど、観終わった後、じわっと心の奥が暖かくなる作品です。こういう作品が一本あると、ほっとしますね。年内に観られて良かった。
観終わった後、絶対サントラCDを買いたくなるので、お財布には余裕を持って劇場へ行きましょう。
絶対オススメ、観るべし!







Recent Comments