スラデック「蒸気駆動の少年」発売記念トークショー
河出書房新社から出ている<奇想コレクション>の最新刊、SF作家ジョン・スラデック短編集「蒸気駆動の少年」の発売記念として、2/24にオリオン書房立川ノルテ店にて、柳下毅一郎さん、大森望さん、法月綸太郎さんのお三方でのトークショー&サイン会が行われたので、行ってきました。
これが青山ブックセンターなら、わざわざかもしれませんが、私にとっては近場の立川。それにお三方を近くで見られるなんてそうそうないかもしれない。そりゃ行くでしょうってことで。
そもそも、今回のお題になっているジョン・スラデックという作家なんですが、そういやあ「見えないグリーン」って本格ミステリがあったなあと。SFよりもミステリ作家として(といってもこの「見えないグリーン」しか読んでないけど)しか知りませんでした。
今回の「蒸気駆動の少年」は、そのスラデックの短編を、柳下毅一郎さんが編集、訳者の一人として大森さんが参加されています。メッチャ分厚い本に仕上がってます。
上記お三方なので、どういう話になるのかなと思ったら、個人的な予想を覆し、前半は法月綸太郎さんによる“ミステリ作家としてのジョン・スラデック”を語ってました。実は学生時代「密閉教室」「頼子のために」はものすごく大好きで、あこがれの作家さんだったのですよ。だから何を話しているかより、動いている法月さんが見られてうれしいなと。
それに対して、大森望さんは“変に凝りまくるSF作家としてのスラデック”を語り、一方の柳下毅一郎さんは“なんでも手を出しては凝りまくるスラデック”を紹介するといった形。
例えば13星座目“蜘蛛座”の証明をする占星術のトンデモ本を変名で書いていたり、推理パズル本を書いたり、はたまたUNIX用のエディタのマニュアルなど、なぜそんなものを? と思うような奇天烈なものが出てくる出てくる。
トークショーには、訳者のお一人でもある風見潤さんも飛び入り参加。客席には円城塔さんもいたらしいです。
実のところ、お三方の話を聞けて、家から持ってきた本にサインがもらえればいいや、と思っていたのですが、話を聞いているうちにものすごく読みたくなって、結局「蒸気駆動の少年」を買ってしまいました。
トークショー後のサイン会で、柳下毅一郎さんには「蒸気駆動の少年」と映画評論集「シネマ・ハント」に、大森望さんには「蒸気駆動の少年」と「文学賞メッタ斬り!」に、法月綸太郎さんには「ノーカット版 密閉教室」に、風見潤さんにも「蒸気駆動の少年」にサインをいただき、結局、手元の「蒸気駆動の少年」には、お三方のサインを書いていただきました。
ところで<奇想コレクション>にはロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」が予告されていて、これをすごく楽しみに待っているんですが、はてさて、いつ出るのやら。
「蒸気駆動の少年」の読書感想はいずれ。





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