クローバーフィールド / HAKAISHA(後半ネタバレあり)
観るべし!
(以下、前半はネタバレを抑えてますが、後半、完璧にネタバレ全開で書いています。その旨了解の上、ご覧ください。一応、ここを開いてしまった人でまだ観ていない人はご注意ください)
では以降、いつもの通りに。
「M:I-III」の監督であり、テレビシリーズ「LOST」の製作などを手がけたJ.J.エイブラムスが製作したのは、何かに襲われるニューヨークの有様をドキュメンタリータッチで描いた「クローバーフィールド / HAKAISHA」。
ある1本のビデオテープが再生される。それは、壊滅したニューヨークの悪夢の一夜を克明に撮影したものだった。
ロブは日本への転勤が決まり、仲間に送別会を行ってもらっていた。楽しくも寂しい別れの夜になるはずだった。
突然轟音が鳴り響いた。何かとてつもない事が起きたようだが、それは想像を絶する出来事だったのだ。
お察しの通り、わかる人ならわかる単純かつ明快なコンセプト。
でも低予算とかいってるけど、2500万ドルって、25億円だからねえ……。日本映画じゃ超大作だよ。
徹底して「素人が偶然一部始終を撮り続けた記録」であるがために、労力が費やされる。だから、撮れないアングルは絶対に出てこないし、どうしても俯瞰の画を作るために、わざわざそうなるように工夫している。なぜ上映時間が85分かと言えば、DVテープが最長80分だから!
で、あたかも撮りっぱなしで何が何だかわからないようなふりして、実に巧妙に人間ドラマを織り込んでいる。つまり、起こりうる方法でフラッシュバックを成立させているわけで、実は本題よりここで「この手があったか、なるほど!」と感心してしまった。
(この方法で、フラッシュバックになるということで、主人公カップルの過去と現在の関係を、台詞でなく説明せずに描いているのだ。いや~、こんな方法があったなんて。参りました)
じゃあ面白かったかというと……ジャンル映画への愛の表現がちゃうでしょうという感じがどうしてもするんですよね。
なんでアメリカ人は、あれをああいうものにしちゃうんでしょうね。
やっぱり英語で言うところの“creature”って根本的に神が作りしもの、なんだよねえ。
と、思ってたら、最後の最後、エンドクレジットで大爆笑。
やっぱりこれだけじゃ何の映画かわかりにくいと思ったのか、はまたまジャンルへのリスペクトなのか、完璧に“あれ”でした。うはははっ。
これで許してあげようかなって気がした。サントラ出ないのかな?
というわけで、まずはお試しあれ。
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*****(これ以降、完全ネタバレエリア)*****
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さて、よろしいでしょうか。
もう後戻りできませんよ。
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実は、この「クローバーフィールド」の最大のネタバレは、「バラすようなネタは本編になにもない」ということなんですよ。
「怪獣が実際に現れた時を、被害者が撮った一部始終の記録のように見せる方法で、体感する「怪獣映画」を作る」というコンセプトが全てであって、それ以上でもそれ以下でもないのです。
だから、それを成立させるために、友人の送別会の記録をハンディカムで撮っているという枠組みと、80分のDVテープの内容+エンディングクレジットで85分という厳密な上映時間になっています。
しかも劇中にはハンディカムで撮れる撮影者の主観的映像しか存在しないので、「一方その頃」という別映像も、話を盛り上げるためのBGMもエンディング以外流れないしね。
ドラマがないかのように思っている人が多いけれど、その逆で、巧妙に「素人が撮った映像」を成立させつつ、前半20分に全ての人物関係を説明しきっています。日本に行くことになる主人公のロブと、その友人のハッド、ハッドはお調子者ですが、少々露悪的で、ロブのプライベートなことまでしつこく撮影しようとします。ここで、そのあとの事件の顛末を何が何でも撮影することの不自然さを解消しようとしているからですね。
あとは、助けられるヒロインのベスとか、姉御肌で頼りになりそうだけどあっさり舞台から消えるリリー、よく知らないのにパーティに来ちゃって巻き込まれる哀れなマレーナなどを配置して「騒動に巻き込まれてしまった人々の顛末」を描いていきます。
本筋にはロブとベスのラブストーリーなんです。その障害としてあのヤツが立ちはだかります。
で、その物語の中心にいるのが何かというと、微妙に四つ足にも見えるグロテスクな怪獣。通常兵器では効果がなさそう。しかも幼体レギオン(笑)を生み出して、コイツが人を襲う。
この怪獣の姿も、一瞬とか一部しか見えなくて、ようやく全体像が見えるのが、たまたま電気屋さんのモニタで流れていた、CNNのニュース映像。
このあと、後半のクライマックスで主人公たちが軍のヘリに乗って、ようやく接近した形で全体の姿が見えます。でもおもちゃ売れなさそう。
さすがというか、地理的にもウソをついてなくて、どうやら怪獣はマンハッタン島の南端から上陸。さっそく自由の女神の首をもぎ取り、みんなの度肝を抜きます。ロブのアパートはロウアー・マンハッタンエリアにあるので、一番近いブルックリン橋から渡って逃げようとしますが、そこに怪獣が襲ってきてブルックリン橋は崩壊。何とか逃げられたロブたちは今度は地下鉄を使って北上していきますね。最終的にはセントラルパークまで行くわけですが。
なんだよ、これぐらい厳密にやれるのかとおもいましたね。地下鉄銀座駅を降りたのに、外に出たら渋谷のど真ん中といういつジャンプしたんだよ、なんてことはこの映画には皆無なわけです。
ともかく、この映画本編そのものは「怪獣映画を体感させる」という以上のことは何もないので、怪獣の正体も何もわからないわけです。人をなぜ食うのかもわかりませんし。どっちかというとツインテールの方がエビの味がして美味いんじゃないかと。
ネットのサイトでさも意味があるかのように、日本企業の海底油田が襲われた話とかを流しているのですが、それも肝心の本編には「何もない」ことを隠すカモフラージュですね。もう一つ、怪獣映画のアバンでは船か島が襲われるというお約束をなぞっているのかもしれません。
で、それでもこれが怪獣映画だということがわかない人のために、それまで音楽がなかった本編にうって変わって、エンドクレジットであからさまに元祖怪獣映画音楽の神様、伊福部昭を意識したエンドテーマが流れて、「ほらー、これは怪獣映画だよーん」と宣言しているわけですね。
しかし続編どうなるんでしょうね。
これを別アングルで描くったって、「逃げまどう一個人の目線」であるところが怪獣映画として目をつけたところなのであって、これが俯瞰的目線を持った立場の人(だから今までの怪獣映画では記者や博士、軍人、政治家が登場人物だった)で描かないと話は広がらないけれど、そうしちゃうと一気につまんないので、さて、どうすることやら。
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» クローバーフィールド [みかんの部屋]
これ、まじヤバイ。超新感覚MOVIE.超怖かったよぅ(T〜T)
ニューヨークが破壊していく映像が、リアルすぎて 怖すぎた[:悲しい:]
NYの街を知ってる人にとっては、怖さリアルさ倍増です・・・(><)
非現実的な内容なのにリアリティーありすぎで、終始 どっきどきで超怖かったです。
ニューヨーカーたちは、特に必見ですよっ! Check this out !!
※THE DAY AFTER TOMORROW もNYの破壊映像としては すごいけど(内容はチープ)、
この映画は比に... [Read More]
Tracked on 2008.04.15 at 12:41 AM





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