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April 2008

2008.04.28

北方謙三「水滸伝」全19巻を読むべし!

2008年4月に、集英社文庫で毎月刊行されていた北方謙三「水滸伝」の最終19巻が出た。
昨年秋から読み続けていたのだけれど、これで読み終えたので、まとめて感想を。

「水滸伝」と言えば、北宋末期を舞台にした、梁山泊に集いし百八人の豪傑たちの物語。とはいえ、真っ当に読んだことはこれまでなく、横山光輝の漫画版ぐらい。
とはいえ、「三国志」は吉川英治も横山光輝の漫画版も面白かったけど、「水滸伝」はそんなに面白くなかったような。
それもそのはず、元々の話自体、リーダーの宋江そのものがあんまりリーダらしくない上に、反乱を始めたのに、帝から認められるといそいそと地方征伐に乗り出して最後は死んでいくという、なんだかなな終わり方。

が、この北方謙三版「水滸伝」は違う!
原作にあった伝奇要素は影を潜め(というか道術とか超能力みたいなのは北方水滸伝の登場人物は使わない)、豪傑たちを一人一人リアルな設定に肉付けしてある。宋江は結構な女好きのリーダー。林冲は凄腕だけど、妻への愛をひた隠しにしていたものの、奸計にはまって妻を殺された悲しみを背負って生きる。呉用は頭は切れるが、それ故に他の軍人たちから疎まれる。
魯智深はなんと、諸国を回って、見込んだ漢を梁山泊へスカウトしてまわるのだ。
と言った具合で、宋と闘う梁山泊の豪傑たちという大枠と、各キャラクターの名前を借りて、再構築されているのだ。
そこで、百八人の豪傑たちは登場しては片っ端から死んでいく。
実は、名うての書評家たちの絶賛の声を聞いて、それなら読んでみようかと思って昨年秋あたりから手をつけ始めたものの、最初の数巻は設定の変更とか「へえ、なるほど」と思った程度で、のめり込むほどではなかったのだ。
それが5巻で物語が急展開するあたりから、TOPギアに入って、あとは怒濤の読書三昧。そこでなんか懐かしいなあという気がしたのだ。
そう、これは「銀河英雄伝説」だよ!

いや、話は逆で、「銀英伝」が「三国志」「水滸伝」といった中国大河小説をもとに、田中芳樹がスペオペにしたのであって、それを(多分北方謙三は意識せずに)隔世遺伝的にオリジナルの「水滸伝」にしたのだ。
だから、前半のクライマックスである二竜山の攻防戦は、完全にイゼルローン攻略戦に思えてくるし、つまり5巻の展開は、「銀英伝」における2巻のラストなわけですよ。ええっ! そんな! なことになります。

で、「銀英伝」が後半ユリアンの成長物語であったように、北方水滸伝は、青面獣楊志の息子として登場する、オリジナルキャラクター楊令の成長物語となってきます。最後の戦いに間に合わせて、梁山泊に降り立った楊令に、「待ってました!」の声もかけたくなります。

対する敵もさるもの。ここは完全にオリジナルな青連寺という諜報組織が政府を操り、梁山泊軍との死闘を繰り広げます。ここでも、高俅をはじめとするキャラクターがなかなかの憎き悪役ぶりを魅せてくれますが、なんといっても一番は、後半青連寺を率いることになる李富。「銀英伝」におけるオーベルシュタイン。こいつは梁山泊を壊滅させることに全てを捧げますが、そこに至るプロセスがこれまたすごい。つい応援したくなるんですよ。

そして最終3巻は、圧倒的な力で梁山泊を追い詰める童貫との死闘に次ぐ死闘。バタバタと死んでいく漢たち。

怒濤の戦場の中で終わりを迎える物語。しかし、話はここで完全に完結はしない。数々の複線は、楊令を主役にした続編、その名も「楊令伝」に引き継がれていくのです。(全10巻予定。現在第5巻が出たばかり)

先にネタバレから言うと、おそらく、史実の北宋の滅亡までの10年を、この「楊令伝」で描くのでしょう。ということは、北方謙三は革命の実現を描いちゃうってことではないでしょうか。
待ちきれないから、読み始めようかなあ。>楊令伝


ともかく、週1冊ペースで半年近くは楽しめること間違いナシの北方水滸伝。掛け値なしで読むべし!!

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2008.04.20

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

若松孝二監督最新作は、1972年に起きた「あさま山荘事件」をピークとする連合赤軍の若者たちの道程を、3時間超という大作としてまとめ上げた「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」


1960年代の安保闘争から激しさを増していった学生運動。その中でも過激化していった革命左派と赤軍派。やがて統一し連合赤軍となった彼らは、活動をさらに過激化していくが、そのエネルギーは仲間への総括という名のリンチとなっていく。そしていよいよ追い詰められた彼らは、浅間山荘に立てこもり、日本全国が注目する事件を引き起こすのだった。

3時間の大作であるけれど、明らかにこの作品は当時を知らない現代の若者たちへの時代の入門編として作られています。時代的には私の生まれた前後のことなので、そりゃ今の人が知らなくて当たり前でしょう。
映画はばっちり三部になっていて、最初の1時間は、連合赤軍結成までの歴史再現ドラマ。実は、ここが低予算の「がんばっているけど限界のある再現ドラマ」の粋を超えておらず、観ていてかなり辛かった。ロケとかになるとあれまあな画が一杯出てくるので、こりゃ駄作だ、と思って、このレベルで3時間は辛いから出ようかなと一瞬考えちゃいましたね。

で、次の1時間が山岳ベースでの軍事訓練とそこでの凄惨なリンチ事件が展開していきます。そこで指導者として君臨しつつ暴君化する森恒夫と永田洋子は、ほとんどホラー映画の領域。森と永田の牙が向かないよう、必死で身を小さくしながら、一度目をつけられたが最後、総括と自己批判の名の下に死へ追いやられていく赤軍兵士たち。ここまでを、映画は坂井真紀が演じている遠山美枝子の視点で描いていきます。美枝子もやはり死に追いやられていくが、その様はまさに恐怖演出そのもの。このあたりから映画が映画として面白くなっていく。永田洋子はほとんどミザリーかってぐらいの怖さを漂わせていきます。いやあ、台詞の漢字率高いなあ。実は、役者が意味もわからず必死に台本の真っ黒な台詞を述べまくることで、異様なリンチへの過程が再現されているわけで、計算しているというか、実話の通りにしたらやっぱり異様だったと言うことですかね。

そして、次々に捕らえられていく赤軍兵士の最後の5人がたどりついた先が浅間山荘。ここで籠城戦に突入する。籠城戦というのは、実に映画的題材で、「アラモ」もそうだし「要塞警察」とか、もうすぐ公開の「ミスト」もスーパーマーケットに籠もりますねえ。やっぱりここで映画的には燃えます。
どうでも良いことなんだけど、立て籠もった彼らが食べるカレーライスが旨そうでねえ。あれこそが映画的リアリティじゃないでしょうか。

原田眞人監督「突入せよ! あさま山荘事件」が、まったくと言っていいほど山荘の中を描かなかったのと対照的。あれも手変え品変え映画的にしようとしてはいたけれど、結果的低予算で仕方ないから内側だけで描くしかなかった今作の緊迫感にかなわない。まあ警察寄りでさえなく、佐々淳行の「じじいの自慢話」を堂々と映画化しちゃったわけで……。

そういえば高橋伴明の「光の雨」もあったな。あれも原作を劇中劇にするという、なんだかわかったようなわからないアプローチの映画だったけど、それらに比べれば、前半のチープさを我慢すればなかなか見応えのある作品になっていると思います。興味のある方はどうぞ。ただし、予告も入れると3時間半の長丁場。体調は万全を期して望むべし、というところでしょうか。

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2008.04.13

フィクサー

ジョージ・クルーニーの新作は、弁護士でありながら、裏のトラブル処理をやってきた男が、製薬会社の集団訴訟の処理に巻き込まれ、堕ちていく様を描いた「フィクサー」


マイケル・クレイトン。弁護士事務所で長年働きながら、彼の仕事は、法廷に立つ表の仕事ではなく、依頼人からのトラブル処理を行う裏の仕事。
製薬会社の農薬における集団訴訟で、担当していた弁護士は、ストレスから躁鬱症になり、しかも訴えていた原告側に荷担し、会社の秘密をばらそうとする。友人でもある弁護士をかばいつつこのトラブルを処理しようとするマイケル。しかしその途中で製薬会社の恐るべき秘密を知ってしまうのだった。

「ボーン・アイデンティティー」シリーズの脚本を書いたトニー・ギルロイが初監督。それをバックアップするかと、ジョージ・クルーニー以下、今作でアカデミー助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、シドニー・ポラックなど、渋いキャストがそろい踏み。

クルーニーはやり手でありながら、自分の汚れきった今の境遇にうんざりした男を陰鬱に演じている。
あと、さすが助演女優賞を獲っただけありますが、ティルダ・スウィントンはさすがの演技。整いすぎた顔立ちからまるで鉄面皮のような役が多い(そういえばナルニア国物語も魔女役だった)けれど、そこに、スピーチ前の準備する姿を入れることで、このキャラクターが抱えている重圧感を描き出していて、このあたりが一面的な悪役にしていないところ。演出も役者もこういうところが魅せてくれますねえ。

汚れ屋の意地で対決するクルーニーの大芝居。こういうのを観るとやっぱり最後に残るのは、人間の芝居だよなと思います。


渋い大人の味もいいものですよ。
観るべし。

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劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事

クライマックスでキバッテいくぜ!

平成ライダーシリーズの中でも特に人気作となった「仮面ライダー電王」が、2作目の劇場版となって帰ってきた。今度はシリーズ次作「仮面ライダーキバ」も登場し、笑いとアクションのてんこ盛り。「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」


今日もイマジンの暴れるところ、良太郎たちが立ちはだかる。しかし今回はちょっと違う、刑事としてだ。なんと大事な電王のパスを盗まれてしまい、その解決のため、オーナーは“デンライナー署”を立ち上げ、良太郎やタロスたちは捜査を開始した。そのパスを盗んだネガタロスは、ファンガイアや犯罪者を集めて悪の軍団を支配しようとする。良太郎たちはネガタロスを倒して、パスを取り戻せるのか?

時系列としては、クライマックス最終数話より少し前ぐらいの話ですかね。
といっても、細かい設定はこの際無視、本当ならあり得なかったのに実現した2作目の劇場版ということで、お祭り騒ぎでアクションもいっぱい、ギャグもいっぱい。
仮面ライダーなのに、電車に乗り、仲間たちは見た目怪人(というか怪人)。でもキャラが立ったおかげか、コント芝居もノリノリで、楽しいばかり。
コハナが意外に活躍。結構見せ場が多い。笑わせてもらいました。

中盤、ノリノリになったリュウタロスが街で歩いている人を片っ端から捕まえていくという展開なんだけど、ここは幼児性を笑うところだけど、やっぱりフォローが欲しいところ。一応子ども番組なんだから、「あやしい顔だから逮捕」であとの話がないのはいささか気になりました。ということを気にするのは自分も歳とったなあ。

ちょっとばかりキバも活躍というところだけど、キバもこのときはあんまりキャラが立ってないから、顔見せ程度の共演。
最後22年前に行くけれど、そうなったらキバの話は一気に解決しちゃうじゃん、と思ったらそれはさすがに……。
あれ、この人見覚えあるなあと思ったら、やっぱり仮面ライダー剣だ。

楽しいんだけど、完璧に「設定を知っているファン向けのサービス映画」なので、一見さんにはよくわかんないかも。かといって1作目の劇場版も本編のテレビシリーズと連動した作りになっているので、これだけじゃよくわからない。
結局、電王の楽しさを知るにはDVDを順番に観るしかないのがね、ちょっと痛いところ。

それにしても、近所のTOHOシネマズじゃ、一番大きい2番スクリーンで公開ですよ。ドラえもんよりでかいんですよ、いやはやビックリ。

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2008.04.11

クローバーフィールド / HAKAISHA(後半ネタバレあり)

観るべし!
(以下、前半はネタバレを抑えてますが、後半、完璧にネタバレ全開で書いています。その旨了解の上、ご覧ください。一応、ここを開いてしまった人でまだ観ていない人はご注意ください)

では以降、いつもの通りに。
「M:I-III」の監督であり、テレビシリーズ「LOST」の製作などを手がけたJ.J.エイブラムスが製作したのは、何かに襲われるニューヨークの有様をドキュメンタリータッチで描いた「クローバーフィールド / HAKAISHA」

ある1本のビデオテープが再生される。それは、壊滅したニューヨークの悪夢の一夜を克明に撮影したものだった。
ロブは日本への転勤が決まり、仲間に送別会を行ってもらっていた。楽しくも寂しい別れの夜になるはずだった。
突然轟音が鳴り響いた。何かとてつもない事が起きたようだが、それは想像を絶する出来事だったのだ。


お察しの通り、わかる人ならわかる単純かつ明快なコンセプト。
でも低予算とかいってるけど、2500万ドルって、25億円だからねえ……。日本映画じゃ超大作だよ。
徹底して「素人が偶然一部始終を撮り続けた記録」であるがために、労力が費やされる。だから、撮れないアングルは絶対に出てこないし、どうしても俯瞰の画を作るために、わざわざそうなるように工夫している。なぜ上映時間が85分かと言えば、DVテープが最長80分だから!

で、あたかも撮りっぱなしで何が何だかわからないようなふりして、実に巧妙に人間ドラマを織り込んでいる。つまり、起こりうる方法でフラッシュバックを成立させているわけで、実は本題よりここで「この手があったか、なるほど!」と感心してしまった。
(この方法で、フラッシュバックになるということで、主人公カップルの過去と現在の関係を、台詞でなく説明せずに描いているのだ。いや~、こんな方法があったなんて。参りました)

じゃあ面白かったかというと……ジャンル映画への愛の表現がちゃうでしょうという感じがどうしてもするんですよね。
なんでアメリカ人は、あれをああいうものにしちゃうんでしょうね。
やっぱり英語で言うところの“creature”って根本的に神が作りしもの、なんだよねえ。

と、思ってたら、最後の最後、エンドクレジットで大爆笑。
やっぱりこれだけじゃ何の映画かわかりにくいと思ったのか、はまたまジャンルへのリスペクトなのか、完璧に“あれ”でした。うはははっ。
これで許してあげようかなって気がした。サントラ出ないのかな?

というわけで、まずはお試しあれ。





*****(これ以降、完全ネタバレエリア)*****







さて、よろしいでしょうか。
もう後戻りできませんよ。





実は、この「クローバーフィールド」の最大のネタバレは、「バラすようなネタは本編になにもない」ということなんですよ。

「怪獣が実際に現れた時を、被害者が撮った一部始終の記録のように見せる方法で、体感する「怪獣映画」を作る」というコンセプトが全てであって、それ以上でもそれ以下でもないのです。

だから、それを成立させるために、友人の送別会の記録をハンディカムで撮っているという枠組みと、80分のDVテープの内容+エンディングクレジットで85分という厳密な上映時間になっています。
しかも劇中にはハンディカムで撮れる撮影者の主観的映像しか存在しないので、「一方その頃」という別映像も、話を盛り上げるためのBGMもエンディング以外流れないしね。

ドラマがないかのように思っている人が多いけれど、その逆で、巧妙に「素人が撮った映像」を成立させつつ、前半20分に全ての人物関係を説明しきっています。日本に行くことになる主人公のロブと、その友人のハッド、ハッドはお調子者ですが、少々露悪的で、ロブのプライベートなことまでしつこく撮影しようとします。ここで、そのあとの事件の顛末を何が何でも撮影することの不自然さを解消しようとしているからですね。
あとは、助けられるヒロインのベスとか、姉御肌で頼りになりそうだけどあっさり舞台から消えるリリー、よく知らないのにパーティに来ちゃって巻き込まれる哀れなマレーナなどを配置して「騒動に巻き込まれてしまった人々の顛末」を描いていきます。
本筋にはロブとベスのラブストーリーなんです。その障害としてあのヤツが立ちはだかります。

で、その物語の中心にいるのが何かというと、微妙に四つ足にも見えるグロテスクな怪獣。通常兵器では効果がなさそう。しかも幼体レギオン(笑)を生み出して、コイツが人を襲う。
この怪獣の姿も、一瞬とか一部しか見えなくて、ようやく全体像が見えるのが、たまたま電気屋さんのモニタで流れていた、CNNのニュース映像。
このあと、後半のクライマックスで主人公たちが軍のヘリに乗って、ようやく接近した形で全体の姿が見えます。でもおもちゃ売れなさそう。

さすがというか、地理的にもウソをついてなくて、どうやら怪獣はマンハッタン島の南端から上陸。さっそく自由の女神の首をもぎ取り、みんなの度肝を抜きます。ロブのアパートはロウアー・マンハッタンエリアにあるので、一番近いブルックリン橋から渡って逃げようとしますが、そこに怪獣が襲ってきてブルックリン橋は崩壊。何とか逃げられたロブたちは今度は地下鉄を使って北上していきますね。最終的にはセントラルパークまで行くわけですが。
なんだよ、これぐらい厳密にやれるのかとおもいましたね。地下鉄銀座駅を降りたのに、外に出たら渋谷のど真ん中といういつジャンプしたんだよ、なんてことはこの映画には皆無なわけです。

ともかく、この映画本編そのものは「怪獣映画を体感させる」という以上のことは何もないので、怪獣の正体も何もわからないわけです。人をなぜ食うのかもわかりませんし。どっちかというとツインテールの方がエビの味がして美味いんじゃないかと。

ネットのサイトでさも意味があるかのように、日本企業の海底油田が襲われた話とかを流しているのですが、それも肝心の本編には「何もない」ことを隠すカモフラージュですね。もう一つ、怪獣映画のアバンでは船か島が襲われるというお約束をなぞっているのかもしれません。

で、それでもこれが怪獣映画だということがわかない人のために、それまで音楽がなかった本編にうって変わって、エンドクレジットであからさまに元祖怪獣映画音楽の神様、伊福部昭を意識したエンドテーマが流れて、「ほらー、これは怪獣映画だよーん」と宣言しているわけですね。

しかし続編どうなるんでしょうね。
これを別アングルで描くったって、「逃げまどう一個人の目線」であるところが怪獣映画として目をつけたところなのであって、これが俯瞰的目線を持った立場の人(だから今までの怪獣映画では記者や博士、軍人、政治家が登場人物だった)で描かないと話は広がらないけれど、そうしちゃうと一気につまんないので、さて、どうすることやら。

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