NEXT-ネクスト-
フィリップ・K・ディックの「ゴールデン・マン」を原作に、2分先の未来が見える男を巡るサスペンスアクション「NEXT-ネクスト-」。
ラスベガスでしがないマジシャンをやっているクリス。その彼の能力をテロリストの捜索に生かそうとFBIは捕まえようとするが、クリスは持ち前の能力でピンチを脱出する。2分先の未来しか見えないが、唯一、運命の女性のことだけは先の未来が見えていた。そしてその出会いを果たすが、二人の先には、FBIと、彼の能力を邪魔だとするテロリストの両方が立ちはだかっていた。
ははあ。
脚本を書いたゲイリー・ゴールドマンは、よほどのディック好きらしく、「トータル・リコール」も「マイノリティ・リポート」もこの人が脚本を書いている。
この「NEXT」も短編「ゴールデン・マン」の2分間先の予知が出来る男、というところをとって、違う話にしてますが。
まあ、なかなかかなと思います。
ニコラス・ケイジも特筆するところはないけど、ジュリアン・ムーアが「ハンニバル」のクラリスのその後にしか見えないとか、久々に観たぞピーター・フォーク(コロンボは古いのしょっちゅう観るけど、今に近いのはね)とか、どうでもいいところばかりを楽しみますが。
あと、テレビの映像に「博士の異常な愛情」だったり、「時計仕掛けのオレンジ」を彷彿とさせたりとキューブリックへのオマージュのつもりなんでしょう。だからどうだ、ということでもなくて、「やってみたかった」ってことでしょうが。
オチがね、短編小説ならふむふむ、と思いますが、1時間半の映画でこれやられると、脱力しますねえ。ここいらへんは脚本が「どうだーいけてるだろー」と思うんでしょうが、撮ってつないでみたらドッチラケなんですよ。もう一段ひねって欲しかったところ。
あと個人的にはジェシカ・ビールが、そんなに運命の女に見えるほど綺麗に撮れていないのは映画としてはどうかと。そこが出来てないと本当は全て台無しなんだけどなあ。
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