ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
新春デル・トロまつりその1
またの名を「男はキューバ葉巻を吹かせ!」の巻
「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督最新作は、ロン・パールマン主演のアメコミ原作映画第2弾。人間に育てられた悪魔ヘルボーイの活躍を描く「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」。
人間の手で育てられた悪魔ヘルボーイ。半魚人の相棒エイブ、妻にしてパイロキネシスの使い手エリザベスと共に、超常現象捜査防衛局のエージェントとして活動していた。極秘のはずが、目立ちすぎるヘルボーイの活動に頭を悩ますの局長のマニングを尻目に、今日も大暴れ。一方エルフの王国の復活をかけて、不滅の兵士ゴールデン・アーミーを蘇らせようとする、エルフのヌアダ王子。双子の妹ヌアラ王女が持つ王冠の一部を手に入れようとする。それを阻止しようとするヘルボーイたちだったが。
前作「パンズ・ラビリンス」が高い評価を得てしまったので、同じデブ・ヒゲ・メガネ・オタク監督の中でも、ニュージーランドのセレブになってしまったピーター・ジャクソンや、いつまで経っても「アバター」が完成しないジェームズ・キャメロンのように、なかなか撮らない監督になってしまうとかいうこともなく、製作総指揮で「永遠のこどもたち」を手がけ、そして自身の人気作「ヘルボーイ」の第二作もここに登場! しかも人形アニメあり、怪獣映画あり、カンフーアクションあり、モテナイくんの恋愛話あり、エルフも登場、そしてクライマックスはアンドロ軍団との対決だ!
実は「パンズ・ラビリンス」の不満は、ちょっとクリチャーの活躍少ないんじゃないの? というところにあったのですが、どうしてどうして、今回はどんだけ出すんだというばかりのてんこ盛り。中盤のビオランテ(←本当の名前忘れた)との対決は、市街での巨大感の出し方が素晴らしく、「クローバーフィールド」のスタッフは次のデル・トロ組で勉強してから「クローバーフィールド2」を撮ってもらいたいです。
エルフ登場でちょっとエルフの王国も登場しますが、これは次回作「ホビットの冒険」への布石でしょうか。これがメチャメチャ強いねえ。このノリでデル・トロにエルリック・サーガも映画化して欲しいです。
アンドロ軍団ことゴールデン・アーミーはCGなんですが、これもライブアクションとの合成もそれなりにマッチしてて、宇多田ヒカルの元旦那は、これを百回観てから「キャシャーン」を撮って欲しかった。
歯車アクションは宮崎駿「ルパン三世 カリオストロの城」とかジャッキー映画のエッセンスも入れつつ、というか、片っ端からおいしいオマージュの嵐。さすが、メキシコのデブ・ヒゲ・メガネ・オタク監督はアクセル全開です。
どうせカリ城をパクるなら、ここまで徹底してやって欲しいです。って誰に向かって言っているんだか。良家の子女のたしなみですわ。はーはっはっはっはっ。
音楽選曲があまりにベタすぎて、微笑ましいかぎり。
まさか「ヘルボーイ」のエンディングが、こんなお花畑でランランランなことになるとは思いもよらず。「スター・ウォーズ」のルーカスほどではないけれど、ラブシーンがお花畑演出(別の言い方でいうと、大人のラブシーンにならない)になるのが、弱点でもあり、強みともいえるかな。
ま、大人のラブシーンとかいって、日本じゃ「愛ルケ」が関の山だからなあ。
あれも別方向のお花畑演出だけど。
雨後の竹の子のように登場するアメコミヒーローもののなかでも、非常に出来の良い「ヘルボーイ」シリーズですので、前作を観ていなければ、今すぐ近所のレンタル屋さんにいってDVDを借りて観て、劇場に駆けつけましょう!
観るべし!
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009.06.29)
- 劔岳 点の記(2009.06.27)
- 愛を読むひと(2009.06.27)
- ターミネーター4(2009.06.08)
- スター・トレック(2009.06.04)





Comments