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マンマ・ミーア!

ABBAのヒット曲を題材に、大ヒットしたミュージカルを、メリル・ストリープ主演で映画化。ピアース・ブロスナン、コリン・ファースら豪華キャストでおくるミュージカル映画「マンマ・ミーア!」


美しいギリシャの島で暮らすソフィーは結婚式を控えて、三人の男性に招待状を送った。それは、かつて母ドナと付き合った三人の男性、サム、ハリー、ビルであり、ソフィーの父親の可能性があるのだ。ソフィーは本当の父親をしり、バージンロードを歩くことを夢見る。一方ドナは、島でホテルを経営している。あちこちガタがきているし、いつも請求書に悩まされているが、いまは花嫁の結婚式の準備で大忙し。そこに、三人の男性が島にやってくる。ソフィーの本当の父親は? 無事にソフィーの結婚式は行われるのか? 

21世紀になって、メリル・ストリープが、ここまでテンション高く、歌って踊る姿を観ることになるとは思いもよりませんでした。
かなりがんばって歌と踊りに挑戦しているのですが、舞台だとともかく、映画だとリアルに役者の年齢が見えてしまうので、設定上40代の主人公の女性ドナを、もう60代にかかったメリルが演じて、20歳そこそこの娘がいる(しかも演じているのが、結構童顔の娘さんなので余計にそう見える)というのは、ちょっと違和感を感じます。(実際のメリルの娘さんがいくつかということとは別にして)

でも、映画の迫力に押されて、だんだんどうでもよくなってきます。
とにかく、全編ABBAの歌が彩りながら、全員の演技のテンションが高いので、そこで乗れればあとはラストまで一気に楽しめます。
あまり深いことを考えず、美しいロケーションと、歌と踊りに身をゆだねればいいのです。

相手役のピアース・ブロスナンが、これまたボンド役から身を退いて老けたとはいえ、さすがのダンディズム(とちょっと三枚目)を見せてくれて、「007/慰めの報酬」ダニエル・クレイグの6代目ジェームズ・ボンドが失ってしまったものを、ここでやっと見た気がします。なんていうか腑に落ちたというか。ダニエルボンド、作品はまあ良いんだけど、辛すぎるのよ。もうちょっと砂糖とか入れると味にふくらみが出るのにね、とかさ、思っちゃう。

全体的に、キャストは貫禄があっていいけど、もうちょっと10歳ぐらい若かったら完璧だったな、と思うんですけど、映画全体から漂う余裕は逆に出せなかったかも。メリルもピアースも、コリン・ファースも、「マディソン郡の橋」「007」シリーズや「高慢と偏見」の頃だったら、もっとガツガツしすぎて、映画的ふくらみに欠けていたかもしれません。

劇場は女性客でいっぱいでしたが、舞台を観た方も、なかなか舞台まで足を運べないという方も、ABBAを好きな方も、知らない方も、一緒に楽しんで観ましょう。

観るべし!

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Comments

こんにちは。

なるほど!
ダニエルボンドに感じた寒さが分かった気がしました。
この『マンマ・ミーア!』には、人生を楽しむ余裕が満ちていましたね。

TB失礼します。

Posted by: みかん星人 | 2009.02.02 at 11:17 AM

みかん星人さん、どうも。

ダニエルボンドは悪いわけじゃないんですよ。
ただ、ボンドに生身の人間であることを求めた結果、ちょっとユーモアが少なすぎると思うんですよね。
前作と今作で話としては一旦区切りをつけたということなので、次回に期待というところでしょうか。

Posted by: KIYO | 2009.02.04 at 06:57 PM

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Tracked on 2009.02.02 at 11:15 AM

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