ウォッチメン
アラン・ムーア、デイブ・ギボンズの手による、カルト的人気を誇るグラフィック・ノベルが、「300」のザック・スナイダー監督により完全映画化された「ウォッチメン」。
1985年。ニクソン大統領が3期目という長期政権を行っていたもう一つのアメリカ。そこではウォッチメンと呼ばれるヒーローたちが活躍していた。しかし、暴走するヒーローたちを抑えるため、ヒーロー活動を非合法として取り締まられるようになっていた。
そんなある時、あるひとりの男が、暴漢に襲われ、高層マンションから突き落とされ殺される。彼の正体は、ウォッチメンのひとりコメディアンだった。コメディアンの死の謎を追う、ロールシャッハは、ヒーロー狩りの危機を感じ、かつての仲間、ナイトオウル、Dr.マンハッタン、シルク・スペクター、オジマンディアスにそのことを伝えようとするが……。
間違いなく、ここ最近のアメコミ映画の中では、抜群に面白いです。
ザック・スナイダー監督のアプローチは、ひたすら原作通りということを標榜しているわけで、それによって確かに凄く面白い部分と、そもそもグラフィック・ノベルの世界で起きる「リアル」とそれが生身の人間が行う「リアル」の差を、ビジュアルのかっこよさで埋めようとしてるわけです。
それが功を奏している部分と、それ笑っちゃうじゃんってところがあって、個人的にはそれって笑っちゃうじゃんてのがツボなのです。火炎放射器がゴーッ! とかさ。(笑)
でも作ってる方は絶対本気だよな。
本気度合いは、選曲にもかいま見えて、もう少しひねった選曲をするかと思ったら、ナット・キング・コールやボブ・ディランやサイモン&ガーファンクルとか、ストレートすぎる、あまりにストレートでスタンダードなんでビックリ。タランティーノが聞いたら「なめとるんか、ワレ」といいそうな選曲だよな。
全体的には、中学生の脳味噌のまんま、突き詰めたら宇宙の果てまでいってしまいましたというような、奇跡のラストに向かってまっしぐら。まあ「キャシャーン」だって宇宙の果てまでいってましたけどね。(笑)
いったいどんなラストが待っているかはその目でお確かめください。
みるべし。






Recent Comments