鴨川ホルモー
ゲロンチョリ!
「釣りバカ日誌」シリーズ、「ゲゲゲの鬼太郎」の本木克英監督最新作は、万城目学のヒット小説を、山田孝之、栗山千明主演で描いた「鴨川ホルモー」。
京都大学を二浪して入学した安倍明。ある時「普通のサークルだから」との勧誘をうけ、コンパに参加する。そのサークル「青竜会」は普通どころか、とんでもない秘密を抱えたサークルだったのだ。
本木監督の演出というのは、基本的に場を与えてその中で役者を泳がすことをやるので、上手くはまれば役者次第でどんどん面白くもなるし、逆に芸のない役者だと持たないので、役者も下手だし緩いだけの映画になっちゃう。
今回の「鴨川ホルモー」は、山田孝之や濱田岳といった芸達者はやっぱり上手いのね。逆に芦名星とかは演技力の無さが露呈しちゃう。本木さん、そこを演出で救ったりしないからね。
全体としては、CGとの融合や、原作のとんでもなさ、ナンセンスさをそれなりに画にしていたと思います。
ただ、話として盛り上がってくるまでの緩さが、相変わらず本木映画らしいともいえるので、そこをどうみるかで評価が変わってくると思います。
ただし、その緩さが、「鴨川ホルモー」という題材ではいい方向に作用していると思うので、人によって「本木作品の最高傑作」という言葉も、わからないではないです。
でも、デビュー作「てなもんや商社」のときのような何が何でも楽しませるぞというがむしゃらさがほしいところですが、緩い気持ちで観れば、なかなか楽しめる作品だと思いますよ。
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