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ターミネーター4

ジェームズ・キャメロン監督の代表作にして、シュワルツネッガーの代表作でもあるSFアクション映画第4弾。今回は、審判の日以後のターミネーターと人類との戦いそのものを、クリスチャン・ベール主演、McG監督で描く「ターミネーター4」

スカイネットによって引き起こされた核戦争「審判の日」。それ以降、スカイネットが送り込むターミネーターと生き残った人類との戦いは続いていた。
人類の抵抗軍のひとりであったジョン・コナーは、未来の「人類の救世主」と過去から伝説の存在としていわれてきた。
ジョンが急襲したスカイネットの施設で、生き残ってはい出たのは、マーカス・ライト。彼は自分が何者であるか、記憶を失っていた。しかしさまよい歩くうちにひとりの青年と出会うのだった。


「ターミネーター」第1作を観たときの衝撃は忘れられない。
それまでシュワルツネッガーは筋肉ムキムキの大根役者であるけれど、ヒーローだと思っていた。でもそれが感情のない殺人マシーンとして登場したとき、低予算で荒っぽい画でありながら、たたみかけるようなアクション演出に、本気で怖くて、「激突!」でスピルバーグこそが最高のチェイス映画だと思っていた10代のわたしに、スピルバーグを超える存在になるのは、このジェームズ・キャメロンなのではないかと刻み込まれたのだった。


あれから四半世紀か……。
シリーズはキャメロン以外の手に渡り、まだ続くのね。

さて。
シリーズものの前日譚prequelを描くというのは、このところの流行のようで、そもそもは「スター・ウォーズ」がエピソード1をやった以降、007シリーズも、先日の「スター・トレック」もそう。
ただし、前日譚ということは、シリーズの始まりに繋がるわけで、観客からすればオチのわかっている話を見なきゃいけないということになる。
その点を上手く回避して、主演者が交代するからということでやったのが「007カジノ・ロワイヤル」だし、原点回帰しながら○○○○○ール○にしてみたのが「スター・トレック」。

じゃあ、今回のターミネーター4はというと、どうやら「スター・ウォーズ」パターンを選んだようで、第1作の始まりまでを三部作で描こうというわけです。その第1作。
特にジェームズ・キャメロンが撮った1,2にオマージュを捧げて、時系列としては未来なんだけど、物語の流れとしてはその前になっていて、なのに、ジョン・コナーが抱える苦悩は現在進行形という、なかなかに捻っていることになっています。このあたり、ノンクレジットで脚本を直したポール・ハギス、ジョナサン・ノーランの力でしょうか。だからか、今回のジョン・コナーはバットマンでもあり007でもあり。

一方、キーマンになっているマーカスもふるっていて、あちこちが面白いわけです。ここは言ってしまうとつまらないので止めておきます。

ただ、力が入りまくったところがありつつも、一所懸命がんばったのに最後お漏らししちゃった、あとちょっとだったのにな感じも。そこがちょっとね。
それまでが面白かった分、そこの痛さが目立っちゃうということです。

でも、全体としてみたら、観てお金分の楽しさは保証してくれることでしょう。
シリーズを知らない人は、第1作、第2作は観てから劇場へ行けば、面白さ倍増、というより、まずその2作がマスターピースなんだから!

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